星めぐりの歌

 

    「星めぐりの歌」

   作曲/作詞:宮沢賢治

一、

あかいめだまの さそり

ひろげたわしの つばさ

あおいめだまの こいぬ

ひかりのへびの とぐろ

オリオンは高く うたひ

つゆとしもとを おとす

二、

アンドロメダの くもは

さかなのくちの かたち

大ぐまのあしを きたに

いつつのばした ところ

小熊のひたひの うへは

そらのめぐりの めあて


星めぐりの歌 銀河鉄道版オルゴール

星めぐりの歌 双子の星版オルゴール


宮沢賢治は多彩な人で、童話や詩にたくさんの名作を残しているだけでなく、作詞もすれ

ば作曲もした人です。

わかっているだけで7曲(8曲という説もあり)を作詞作曲しています。そのうち賢治ファンのあいだで最もよく知られ、かつ歌われているのが「星めぐりの歌」です。


これは童話「双子の星」のためにつくられたもので、おはなしの中に主人公の双子の星が

一晩中銀の笛を吹く場面があります。

そのときの曲がこの「星めぐりの歌」です。

(後に書かれた「銀河鉄道の夜」ではカンパネルラが口笛でこの曲を吹いています。)